01#
群馬県みどり市
水質:淡水
桐生は標高が24場で一番高く、モーターの出足やパワーが弱めになる。夏は穏やかな水面だが、冬場は「赤城下ろし」といわれる強烈な風が吹き、水面が大荒れになることも。そうなるとレーサーの技術が問われる。またオリジナル情報として「回り足タイム」と「半周ラップ」を提供しているので、それも予想に役立てたい。
02#
埼玉県戸田市
水質:淡水
全国で最も幅の狭い水面として有名な戸田。1マークが大きくスタンド側に振ってあるため、インの選手はかなり右に向かって走ることになり、スタートで少しでも後手を踏むと、センターの選手の餌食となる。インの勝率は全国でも有数の低さで、メンバー次第では4~6号艇のボックスでありながら驚くほどの低配当が出たりもする。
03#
東京都江戸川区
水質:汽水
全国でただひとつ、河川を使用しているレース場。上流からの流れと海からの潮の干満がレースに大きく影響する。さらに強い風が吹くと水面が大きく荒れることもしばしば。1マーク、2マークとも極めて難しく、「抜き」決着が日本一多い水面でもある。クセの強い水面のため、各選手の当地実績等の数字は重視したい。
04#
東京都大田区
水質:海水
海水のコースだが潮の干満が大きくはない。日本一大外が効く水面と呼ばれ、その結果が過去の大レースで何度も出ている。6コースからの1着率は日本一高いが、数字としては4.1%程度。それほど頻繁に出るわけではない。しかしインが弱く、センター・アウトの出番が多いのは確か。まくりに乗った外からの差しが好配当を呼ぶ。
06#
静岡県湖西市
水質:汽水
淡水と海水が入り混じったコース。潮位はあるが、瀬戸内海の各レース場などに比べると非常に小さい。水面の広さは全国有数で「全国でも最も乗りやすい水面」と語る選手もいる。スピード合戦になりやすく、また体重ハンデもある程度カバーできる。夏は向い風、冬は追い風の日が多いが2月に入ると風向が変わる。
07#
愛知県蒲郡市
水質:汽水
広大な競走水面で1マークから対岸までは156m以上あるのが最大の特徴。強風が吹くことは少なく、水面は年間を通して比較的静か。広い水面ゆえ、対岸に激突する心配がないので多くの選手が握って回る。インの強さは全国平均よりわずかに上回るが、まくり決着も他の場に比べて多く、逆に差しで決まることが少ない。
08#
愛知県常滑市
水質:海水
海水のプールだが、開催中は水位を自動制御しているので、潮の干満の影響は全く受けない。1マークのバック側は128mもあり全国有数の広さを誇る。そのため握り合戦になるレースも多い。インも握って回り、インの強さは全国水準より少し上。風次第では、センター・アウトからの出番が全くないわけではない。
10#
福井県坂井市
水質:淡水
1マーク後方には防風壁が作られているので、向かい風が強く吹くことは稀。降雪の多い水面ではあるが「猛吹雪にでもならない限り、影響は意外と少ない」という選手も少なくない。バックの水面が広く、インも握って回るため、アウトからのまくりは決まりにくい。追い風が強い日は差しが狙い目となることが多い。
11#
滋賀県大津市
水質:淡水
標高は桐生に次いで高い(海抜85m前後)。そのため気圧が低く、モーターの出足がやや弱いため、インの1着率は近畿地区で一番低い。センターのまくりが効くが、1マークには独特のうねりがあり、これがレースのポイント。まくった艇やインから握った艇が大きく流れることもあり、走り慣れた選手の差しが台頭してくることも。
12#
大阪府大阪市
水質:淡水
淡水で水質が固く、インが強い水面。アウトが厳しく、2・3着も2~4コースぐらいまでの選手がインを順送するといった展開が多い。不利枠の強豪選手の前づけシーンもよく見られる。2マークは引き波がなかなか消えないので独特の走りにくさがあり、そのクセを知っている地元勢のアドバンテージが大きい。
14#
徳島県鳴門市
水質:海水
水質は海水だが、防波堤があり、うねりや波の影響は少ない。ただし潮の干満と風がレース結果につながることはあるので要注意。水面が狭く「インが走りにくくてまくりが利く」というのが大きな特徴。1コースの1着率と「逃げ」の比率は、全国平均よりともに7%以上低い。どのコースからでも勝負ができる水面だ。
16#
岡山県倉敷市
水質:海水
最大の特徴は、潮の干満で水位が大きく変化すること。満潮でスタートラインに対して追い風が吹くと、1マークで逃げやまくりが流れがち。差しが決まってしばしば高配当が出る。逆に干潮だと、どのコースからでもスピードを乗せたターンが決まりやすくなる。干潮で向かい風が緩やかだとインが強くなる傾向もある。
17#
広島県廿日市市
水質:海水
宮島をバックに控えた風光明媚な水面だが、潮の干満と風次第で静かな水面に影響が出る。満潮時に潮が入って来るのは2マーク後方。「日本一のスタート難所」といわれるように仕掛けが難しくなり、また逆転劇が増える。インの強さは全国平均に近いが、静かな水面ならセンターからのまくり・まくり差しも見られる。
18#
山口県周南市
水質:海水
1マーク後方の太華山が天然の防風壁となり、強い向い風が吹くことは少ない。潮の干満差が大きいのも特徴。風が穏やかだと浮力が利いて乗りやすいが、追い風がきつい日は水面に波やうねりが出て波巧者の出番となる。基本的にインの強い水面ではあるが、干潮だと強力なパワー機が威力を見せて穴を出すこともある。
20#
福岡県北九州市
水質:海水
冬場は荒れ水面の日も多いが、夏場は比較的穏やかな水面になることが多い。潮の干満の影響は小さくない。満潮になると2マーク後方から潮が入り、不安定な水面になることも。また若松は、モーター相場が短いスパンで流動。1カ月前の上位機と実績下位の機の成績が入れ替わることもあるので節ごと見極めが重要だ。
21#
福岡県遠賀郡芦屋町
水質:淡水
まくりの利くスピード水面。1マークの後方からバック側にかけて自然の葦が群生しており、それが消波装置のような役目を果たしている。そのため淡水プールにありがちな、水質の硬さや、返し波が来たり引き波が残ったりする乗りにくさがあまりない。パワーのあるモーターを引くと、それが大いに味方になる。
22#
福岡県福岡市
水質:汽水
満潮時に風が重なると1マークでクセのあるうねりを呼び、遠征勢には大敵となる。全国でただひとつピットが対岸にあり、2マーク後方は極端に狭いのでダッシュの距離が取れない特殊なコース形状。九州ではもちろん尼崎以西の西日本では最もインの弱い水面といえる。センターが主導権を取るレースがよく見られる。
23#
佐賀県唐津市
水質:淡水
広大な水面でスピード最優先のプール。最大の特徴はピットから2マークまでの距離。178mもあり日本一長く、ピット離れが良ければコース取りで有利に運べる。追い風の日が多いが、向い風が吹くとまくり差しが穴を呼ぶことも。1日の中でも風向が変わる日があるので要注意。秋から冬なるとインの強さが出てくる。
©2017 TELEBOAT ALL RIGHTS RESERVED.
©2017 TELEBOAT ALL RIGHTS RESERVED.